打っ立つ(読み)うったつ

精選版 日本国語大辞典 「打っ立つ」の意味・読み・例文・類語

うっ‐た・つ【打立】

  1. ( 「うちたつ(打立)」の変化した語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙
    1. うちたつ(打立)[ 一 ]
      1. [初出の実例]「やがて廿日、東国へこそうたたれけれ」(出典:平家物語(13C前)五)
    2. ある事を始める。着手する。
      1. [初出の実例]「経は量度也。営は謀為也。うったって物をする方が営ぞ」(出典:古活字二巻本日本書紀抄(16C前)一)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
    1. うちたてる(打立)
      1. [初出の実例]「白旗三十ながれ先だてて、黒坂のうへにぞうたてたる」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. ある事を始める。着手する。
      1. [初出の実例]「うったってなにごとをしるさうと思てふでをそめてうったてらるると」(出典:玉塵抄(1563)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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