打向文(読み)うちむかいぶみ

精選版 日本国語大辞典 「打向文」の意味・読み・例文・類語

うちむかい‐ぶみうちむかひ‥【打向文】

  1. 〘 名詞 〙 貴人面前で、そのことばどおりの文意を直ちに筆記する文書。おおせぶみ。おおせがき。
    1. [初出の実例]「〔後宮名目〕云、うちむかひぶみと申侍るは、上の仰せことにても、〈略〉其御前につめそふらひて、案じぶみなどもものせで、つかふまつる文なり」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)三上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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