打所(読み)ウチドコロ

デジタル大辞泉 「打所」の意味・読み・例文・類語

うち‐どころ【打(ち)所】

物などにぶつかったり、ぶつけたりした、からだの箇所。「打ち所が悪い」
印をつけるべきところ。指摘する点。「非の打ち所がない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打所」の意味・読み・例文・類語

うち‐どころ【打所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 打った箇所。また、物にぶつかったりした体の箇所。
    1. [初出の実例]「打どころが能(いい)からたいしたことはない」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇)
  3. 打つべき箇所。また、非難すべき点。
    1. [初出の実例]「点の打ちどころはないでせう」(出典:夜の雪(1898)〈幸田露伴〉上)
    2. 「必ずしも夫人の難の打ち所とは限らなかった」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一四二)

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