打明(読み)うちあけ

精選版 日本国語大辞典 「打明」の意味・読み・例文・類語

うち‐あけ【打明】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. すっかり開いていること。また、その様子
    1. [初出の実例]「材木多き国は日本製の四方打明にて、寒暑渉り易に若くなし」(出典:開化評林(1875)〈岡部啓五郎編〉明治六年)
  3. 夜明け。明け方。
    1. [初出の実例]「去打明国衆二三十人押寄て」(出典:政基公旅引付‐文亀三年(1503)一〇月一七日)
  4. 包み隠さず話すこと。
    1. [初出の実例]「我方から打あけにして、かくすべき事もかくさず」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)侫人)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android