扨も(読み)サテモ

デジタル大辞泉 「扨も」の意味・読み・例文・類語

さて‐も

[感]なんとまあ。さてさて。「さてもみごとな花だ」
[副]そうであっても。そのままでも。
「思ひわび―命はあるものをうきにたへぬは涙なりけり」〈千載・恋三〉
[接](「扨も」「扠も」「偖も」とも書く)それにしても。それはそうと。
「うれしく対面たいめしたるかな。―、いくつにかなり給ひぬる」〈大鏡・序〉
[類語]さてさてはてさてなんとなんてなんという

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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