扨も(読み)サテモ

デジタル大辞泉 「扨も」の意味・読み・例文・類語

さて‐も

[感]なんとまあ。さてさて。「さてもみごとな花だ」
[副]そうであっても。そのままでも。
「思ひわび―命はあるものをうきにたへぬは涙なりけり」〈千載・恋三〉
[接](「扨も」「扠も」「偖も」とも書く)それにしても。それはそうと。
「うれしく対面たいめしたるかな。―、いくつにかなり給ひぬる」〈大鏡・序〉
[類語]さてさてはてさてなんとなんてなんという

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android