デジタル大辞泉 「さてさて」の意味・読み・例文・類語 さて‐さて [感]困惑・驚嘆したときなどに発する語。なんとまあ。はてさて。「さてさて、やっかいな事になったものだ」「さてさて、感心な子供もいるものだ」[副]先を促して問いかけるときの語。それからそれから。それでそれで。「―と問ひ聞こえさせ給ひて」〈栄花・わかばえ〉[類語]はてさて・なんと・さても・なんて・なんという 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「さてさて」の意味・読み・例文・類語 さて‐さて [1] 〘副〙 副詞「さて②」を強めたいい方。あれはどうか、これはいかに、など問いかけるときに用いる語。それでそれで。それからそれから。※栄花(1028‐92頃)若ばえ「いと心よううち笑ませ給て、さてさてと問ひきこえさせ給て」[2] 〘感動〙① 感動詞「さて」を強めたいい方。驚いたり、あきれたり深く感動したりした時に発する語。それにしてもまあ。※宇津保(970‐999頃)忠こそ「さてさてあやしきことの侍ける」② 歓迎の気持を表わす言葉。やあやあ。〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報