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技術ギャップ説 ぎじゅつギャップせつtheory of technological gap

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

技術ギャップ説
ぎじゅつギャップせつ
theory of technological gap

貿易パターンの決定要因を技術ギャップに求める考え方。ある国で技術革新による新製品が開発され,初期段階を過ぎて成長期になり規模経済の実現で比較優位をもち輸出されるようになる。しかし輸入国 (相手国) では,すぐにはその新製品は生産されず,まず輸入するようになるまでの需要ラグがあったり,輸入されて生産方法の模倣と修得がなされて技術ギャップが解消され,生産が開始されるまでの全模倣ラグがあり,この期間は一方的な新製品開発国の独占的貿易がなされる。輸入国でもそのような新製品生産が可能になる成熟期を迎えるまでは輸入代替が進行し,成熟期に達すると低賃金などの優位性があれば輸出国に転じる。それまでの期間の貿易を技術ギャップ貿易と呼び,このような技術革新が種々の産業で偶発的に発生して全体の貿易パターンを形成しているとする。先進国間のように比較的同質的な経済構造をもつ国の貿易を説明しようとするもので,M.V.ポスナー,G.C.ハフバウアーが提唱したものである。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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