化学辞典 第2版 「抗凍結タンパク質」の解説
抗凍結タンパク質
コウトウケツタンパクシツ
antifreeze protein
不凍化タンパク質ともいう.氷が浮かぶ低温の海を遊泳する魚類の血液に含まれる特殊なタンパク質で,凍結を防ぐはたらきをする.冬ヒラメPseudopleuronectus americanusから最初に単離されたが,現在では多数知られ,構造などの違いにより大きく四つの型に分離されている.いずれも凝固点降下作用を有する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報