抗凍結タンパク質(読み)コウトウケツタンパクシツ

化学辞典 第2版 「抗凍結タンパク質」の解説

抗凍結タンパク質
コウトウケツタンパクシツ
antifreeze protein

不凍化タンパク質ともいう.氷が浮かぶ低温の海を遊泳する魚類血液に含まれる特殊なタンパク質で,凍結を防ぐはたらきをする.冬ヒラメPseudopleuronectus americanusから最初に単離されたが,現在では多数知られ,構造などの違いにより大きく四つの型に分離されている.いずれも凝固点降下作用を有する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android