折り尺(読み)おりじゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「折り尺」の意味・わかりやすい解説

折り尺
おりじゃく

折り畳みのできる物差し通常木製、幅2センチメートル、長さ1メートル程度のもので、約20センチメートルごとにピンで結合され、そこから折り曲げることができる。使用しないときには畳んで短くし、携帯に便利なようになっている。職人建築家その他技術者建物機械概略寸法を測るとき、また機械の据え付け位置を決めるときなどの寸法測定に使われる。最近は、折り尺よりも金属製の巻尺のほうが多く使用されるようになった。

[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の折り尺の言及

【ものさし(物差∥物指)】より

…丸目は実目盛に対して1/π倍に目盛られている(曲尺(かねじやく))。 たたみ尺は数片を連接して折りたためるようにしたものさしで,折り尺,箱尺,スタジア尺などがある。材料は木,竹,金属である。…

※「折り尺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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