折れこだる(読み)オレコダル

デジタル大辞泉 「折れこだる」の意味・読み・例文・類語

おれ‐こだ・る〔をれ‐〕【折れこだる】

[動ラ下二]
からだを折り曲げる。身をくねらせる。
「―・れ、身をなきになして舞ひたりし」〈弁内侍日記
儀式ばらず、くつろいださまになる。うちくつろぐ。
「―・れたる九献くこんの式」〈とはずがたり・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「折れこだる」の意味・読み・例文・類語

おれ‐こだ・るをれ‥【折こだる】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 折れ傾く。からだがくねり、曲がる。
    1. [初出の実例]「をれこだれ、身をなきになして舞ひたりし」(出典:弁内侍日記(1278頃)建長二年一〇月一九日)
  3. うちくつろぐ。くだけたさまになる。
    1. [初出の実例]「台盤所の女房たちなど召されて、如法、をれこたれたる九献(くこん)の式」(出典:とはずがたり(14C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android