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とはずがたり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

とはずがたり

鎌倉時代の日記文学後深草院二条 (大納言久我雅忠の娘) 著。5巻。徳治1 (1306) 年以後まもなく完成。前3巻は後深草院の寵を得た文永8 (1271) 年から宮仕えを退くまで (14~28歳) の仙洞の生活を,後2巻は東国旅行や院との再会,対面,西国旅行や院の崩,遺子遊義門院との邂逅をおもな内容とする 32歳から 49歳までの出家修行の生活を描く。名門久我家の名に恥じぬよう意志的,行動的に人生を切り開いていった中世に生きる女性の一つの姿が,赤裸な心情の表出とともに記されている。『増鏡』編述の一資料となっている。

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デジタル大辞泉の解説

とわずがたり【とはずがたり】[書名]

鎌倉後期の日記。5巻。後深草院二条作。徳治元年(1306)以後に成立。14歳で後深草上皇の寵(ちょう)を得て、宮廷生活を送ったときの愛欲の記録や、31歳で出家後、諸国を巡った旅の見聞・感想を記したもの。

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百科事典マイペディアの解説

とはずがたり

問はず語り(とわずがたり)

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大辞林 第三版の解説

とわずがたり【とはずがたり】

日記。五巻。久我雅忠女むすめ(後深草院二条)作。宮廷での数奇な恋愛生活の回想と、晩年に出家して各地を旅行したときの紀行文とから成る。作者一四歳の1271年から1306年までの記事を含んでおり、その後1、2年のうちにまとめられたと見られる。

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