デジタル大辞泉 「折敷く」の意味・読み・例文・類語 おり‐し・く〔をり‐〕【折(り)敷く】 [動カ五(四)]1 銃撃などのために、片ひざをついた姿勢をとる。「私は砂に―・き、いい加減に発射した」〈大岡・野火〉2 木の枝や草などを折って敷く。「其蘆あしを―・いて」〈蘆花・自然と人生〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「折敷く」の意味・読み・例文・類語 おり‐し・くをり‥【折敷】 [ 1 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 木の枝や草などを折りとって敷く。[初出の実例]「紅葉おりしきて、まつのこ・くだ物もりて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)[ 2 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 折敷の姿勢をとる。左ひざを立て、右ひざを曲げて腰をおろす。[初出の実例]「三度・四度かかり合ひかかり合ひ折しきて」(出典:信長公記(1598)首) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例