抜き出だす(読み)ヌキイダス

デジタル大辞泉 「抜き出だす」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐いだ・す【抜き出だす】

[動サ四]抜き」に同じ。
「扇―・し、銚子長柄をたうたうと打って」〈虎明狂・二千石

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精選版 日本国語大辞典 「抜き出だす」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐いだ・す【抜出】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. ひきぬいてとりだす。抜き取る。ぬきだす。
    1. [初出の実例]「傍に抽(ヌキイタシ)左右を牽(ひ)き」(出典:南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二)
    2. 「鎧の引合せより扇ぬき出し」(出典:虎明本狂言・二千石(室町末‐近世初))
  3. 多くの中から選び出す。よりぬく。選抜する。
  4. 挙用する。抜擢する。

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