抜井村(読み)ぬくいむら

日本歴史地名大系 「抜井村」の解説

抜井村
ぬくいむら

[現在地名]望月町布施ふせ

布施川沿い式部新田しきぶしんでん上流に位置し、数ヵ所から湧泉の出ることにかかわる村名で、温井ぬくいとも書かれる(長野県町村誌)

寛永六年(一六二九)小諸こもろ城主松平憲良(忠憲)の許可により清野勘左衛門が開いた新田村で、当初は勘左衛門新田と称されたというが、寛永九年入布施村熊野社造立の棟札には既に「抜井新田 勘左衛門」とみえる。寛延元年(一七四八)の村高八三石余、うち新田一七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android