精選版 日本国語大辞典 「押し熟す」の意味・読み・例文・類語 おし‐こな・す【押熟】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「おし」は接頭語 )① こなす。対象をじゅうぶんに理解し、体得する。[初出の実例]「能はただをしこなして達者によくするこそ、見ても心地よけれ」(出典:舞正語磨(1658)下)② 相手に威圧的な態度をとる。相手をみくびって相対する。[初出の実例]「あれが我はと思て来る処を先をしこないて後によくあたるぞ」(出典:史記抄(1477)一三)「わがくにの町人百姓をおしこなしいふやうに言葉をつかひ候によって」(出典:義残後覚(1596)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例