押圧剥離(読み)おうあつはくり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「押圧剥離」の意味・わかりやすい解説

押圧剥離
おうあつはくり

打製石器加工法の一つ。後期旧石器時代以後,新石器時代にいたるまで,石鏃石槍などの刺突具の仕上げ加工に主として使用された。弾力性のある骨や木などの加工具を使用して,石材に押しつけるようにして,薄い平らな剥片を剥離する方法。最も精密な加工のできる剥離法である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android