押畑村(読み)おしはたむら

日本歴史地名大系 「押畑村」の解説

押畑村
おしはたむら

[現在地名]成田市押畑・美郷台みさとだい二―三丁目

松崎まんざき村の東に位置し、根木名ねこな川と小橋こばし川の合流域を村域とする。中央を滑川なめがわ河岸(現下総町)成田村を結ぶ道が南北に通り、常陸国から成田山へ向かう参詣道となっていた。文禄三年(一五九四)検地帳(押畑区有文書)に香取郡埴生はぶ庄佐倉領之内押播之郷とある。寛永一九年(一六四二)の年貢割付状(同文書)では高四九四石余、元禄郷帳では高五一七石余、佐倉藩領。寛延二年(一七四九)の佐倉藩領村高覚によれば、小物成として夫役永一貫五〇〇文余・栗代永二九七文・山銭永三貫九六〇文・同鐚六七二文があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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