押立(読み)おしたて

精選版 日本国語大辞典 「押立」の意味・読み・例文・類語

おし‐たて【押立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人前に出た時の、その人の体の様子、姿。おしだし。容姿
    1. [初出の実例]「用義押立よきは、供使之用に立候」(出典:朝倉孝景条々(1471‐81)朝倉英林壁書八条)
  3. 格別であること。特別。
    1. [初出の実例]「元就数年てうれん仕候間、おし立ふかき事は存候ましく候」(出典:毛利家文書‐(年月日未詳)(16C中)毛利元就自筆書状)

おさえ‐だちおさへ‥【押立】

  1. 〘 名詞 〙 赤ん坊などが物を押えて立つこと。また、その年ごろ。つかまり立ち。
    1. [初出の実例]「やうやうをさへたちほどなるが、うつくしきもめのみとどまりて」(出典:とりかへばや物語(12C後)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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