日本歴史地名大系 「押西洞院町」の解説 押西洞院町おしにしのとういんちよう 京都市:中京区城巽学区押西洞院町中京区西洞院通御池上ル南北に通る西洞院通(旧西洞院大路)を挟む両側町。南側は御池(おいけ)通(旧三条坊門小路)が通る。平安京の条坊では、町の東側は左京三条三坊一保二町西、西側はほぼ西洞院大路上。平安中期以降は押小路西洞院大路の南。平安時代、町の東側は東三条院、西側は閑院の域内にあたる。明徳四年(一三九三)この池に妙顕(みようけん)寺が移転し、天正年中(一五七三―九二)、寺之内通北・新町西の地に再転、跡地は羽柴秀吉邸となった(→二条西洞院町)。応永三二年(一四二五)一一月一〇日付酒屋交名(北野天満宮史料)には、「上野 三条坊門西洞院北西頬 幸友」の名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報