祇園会(読み)ギオンエ

デジタル大辞泉 「祇園会」の意味・読み・例文・類語

ぎおん‐え〔ギヲンヱ〕【祇園会】

京都市祇園社祭礼。昔は毎年陰暦6月7日から14日まで行われたが、現在は7月17日から24日まで。山鉾やまぼこ巡行などがある。夏の疫病よけのご利益があるとされる。祇園御霊会ごりょうえ祇園祭屏風びょうぶ祭。 夏》「―や二階に顔のうづ高き/子規

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精選版 日本国語大辞典 「祇園会」の意味・読み・例文・類語

ぎおん‐えギヲンヱ【祇園会】

  1. 〘 名詞 〙 京都の祇園社(現在の八坂神社)の祭礼。天祿元年(九七〇)、一説に貞観一八年(八七六)に始まるという。七月一日の吉符(きっぷ)入りに始まり、三一日の八坂神社境内の疫神社夏越祓まで、一か月にわたって行なわれ、長刀(なぎなた)鉾、函谷(かんこ)鉾など三二基の山鉾(やまぼこ)巡行が盛大。疫病よけの祈祷御利益があると言われる。古くは、陰暦六月七日から一四日まで。祇園御霊会。祇園祭。屏風祭。祇園の会。ぎおん。《 季語・夏 》
    1. 祇園会〈年中行事絵巻〉
      祇園会〈年中行事絵巻〉
    2. [初出の実例]「祇園会を菅博士行衡、三条堀川にて見けるに」(出典:古今著聞集(1254)二〇)

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デジタル大辞泉プラス 「祇園会」の解説

祇園会

古典落語演目ひとつ全編を通して演じる以外に、前半を「東男」「京見物」、中盤を「祇園会」、後半を「およく」とすることもある。「上方見物」とも。八代目桂文治が得意とした。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祇園会」の意味・わかりやすい解説

祇園会
ぎおんえ

祇園祭」のページをご覧ください。

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