普及版 字通 「拌」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音] ハン
[字訓] すてる・さく・まぜる

[字形] 形声
声符は(半)(はん)。両分する意がある。〔方言、十〕に「つるなり。楚にてはそ物を揮する、之れを拌と謂ふ」とし、〔広雅、釈詁一〕に「つるなり」とみえる。〔呂覧、論威〕に「木を以て木をつときは、則ち拌(さ)く」とあり、たたき割る意。いま「攪拌(かくはん)」のように、かきまわす意に用いる。

[訓義]
1. すてる。
2. さく、わる。
3. まぜる、あえる。

[熟語]
拌捨拌入・拌拌命拌和
[下接語]
攪拌・挑拌・冷拌

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android