かくはん

  • agitation
  • stirring
  • stirring, agitation
  • かくはん / 攪拌

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

数種類の物質を均一に混合するためのかきまぜ操作をいう。化学工業用語では「かきまぜ」という。混合と攪拌はあまり明確な区別なしに使われているが、数種の物質を混ぜて均一な製品をつくる操作を一般的に混合といい、混合のなかでも、かならずしも均一な製品をつくることのみを目的とせず、取り扱う物質の主体が低粘性の液体で、化学反応の促進、調合、溶解、洗浄、分散、伝熱などの目的でかきまぜる操作を攪拌という。高粘性あるいは塑性流体の混合は捏和(ねっか)という。攪拌は、冶金(やきん)工業、化学工業などで古くから用いられているが、工学的に研究されたのはここ数十年のことにすぎない。

[早川豊彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版の解説

物質移動,熱移動および化学反応を促進するために行うかきまぜ操作.工業的には液体を対象とすることが多い.液体の流動状態としては,槽内全体の対流状態に着目したときの巨視的な流れと,局部的な分子粘性などの作用する微視的な流れとに分けて考えることができる.微視的な流れは局部的な混合作用,異相間の界面の更新などによる熱や物質の移動,気泡や液滴の分裂,微粒化などを促す効果をもつ.かくはん機には,櫂(かい)型,プロペラ型,タービン型,円板または円すい台型,往復運動型,ジェット噴射型などがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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