(読み)キツ

普及版 字通 「拮」の読み・字形・画数・意味


9画

[字音] キツ・ケツ
[字訓] うごかす・いためる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は吉(きつ)。吉に佶屈、狭いところで難儀してらぬ意がある。〔説文十二上に「手口共に作(な)するなり」とし、〔詩、風、鴟〕「予が手、拮据す」の句を引く。鳥が巣作りにその手爪をいため傷つける意である。そのように力をこめて動かすことをいう。

[訓義]
1. うごかす、はたらく、力をこめてつかう。
2. いためる、きずつける。

[古辞書の訓]
名義抄〕拮 ウツ・スル・サク・ヒク・タカシ

[熟語]
拮隔・拮据拮抗

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む