精選版 日本国語大辞典 「指し餌」の意味・読み・例文・類語 さし‐え‥ゑ【指餌・差餌】 〘 名詞 〙① 止木(とまりぎ)につけて置く鷹の餌(えさ)。〔俳諧・俳諧小筌(1794)〕② 魚釣りのとき、釣針につけた餌。[初出の実例]「とられて腹を立るさげ物 釣針に指餌(さしヱ)を魚のくひにげて〈貞勝〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)四)③ 鳥のひなの口に餌を入れてやること。[初出の実例]「差餌(サシヱ)をして鶯の雛を育ててゐる時分などは」(出典:冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉一四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例