指を切る(読み)ユビヲキル

デジタル大辞泉 「指を切る」の意味・読み・例文・類語

ゆび・る

遊女などが、客への心中立てのために小指を切断する。
「―・りて男に報ずるは、傾城心中の奥儀とす」〈色道大鏡・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「指を切る」の意味・読み・例文・類語

ゆび【指】 を 切(き)

  1. 指を切る〈遊妓寔卵角文字〉
    指を切る〈遊妓寔卵角文字〉
  2. 指を切り落とす。遊女などが、客への心中(しんじゅう)だてのために小指を切断する。
    1. [初出の実例]「柴田太郎右衛門、さる若衆にほれて、さまざま心をつくしけれども、聞いれざれば、ゆひをきりてをくりける時」(出典:狂歌・新撰狂歌集(17C前)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android