改訂新版 世界大百科事典 「新撰狂歌集」の意味・わかりやすい解説
新撰狂歌集 (しんせんきょうかしゅう)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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江戸初期の狂歌集。上下2冊。編者不明。1633年(寛永10)ごろ刊か。古今の狂歌186首(ほかに俳諧(はいかい)23句、古歌2首)を四季、恋、雑などに分類編集したもの。所収狂歌の作者は古くは定家(ていか)、俊成(しゅんぜい)、暁月坊(ぎょうげつぼう)から近くは幽斎(ゆうさい)、紹巴(じょうは)、雄長老(ゆうちょうろう)などに及ぶが、作者不明歌も多く、前大上戸朝臣(あそん)、宇治の茶大臣、無銭法師のごとき狂名も用いられている。落首も多く収められ線の太い笑いに満ち、狂歌史上最初の公刊書としての意義も大きい。巻末に雄長老作『詠百首狂歌』を付録している。
[森川 昭]
『『近世文学資料類従 狂歌編5』(1978・勉誠社)』▽『『狂歌大観1』(1983・明治書院)』
初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...
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