挑灯(読み)ちよう(てう)とう

普及版 字通 「挑灯」の読み・字形・画数・意味

【挑灯】ちよう(てう)とう

灯をかかげる。唐・岑参邯鄲客舎の歌〕詩 邯鄲(かんたん)の女兒、夜、酒を沽(う)る 客に對(むか)ひて燈を挑げ、誇らかに錢を數ふ してふ時、日正午 一曲狂歌上に眠る

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の挑灯の言及

【提灯】より

…おもに夜間の外出に携えるが,また夜間屋外の目標,照明などとしてこれを掲げておくこともある。挑灯,提灯などと書いて〈ちょうちん〉とよぶのはこの文字の宋音で,室町時代に禅家によってひろめられたといわれている。しかし挑灯の語は,初めは枠に紙をはり,吊灯籠(つりどうろう)として掲げたものをさした。…

※「挑灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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