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邯鄲 かんたん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

邯鄲
かんたん

能の曲名。四番目物。作者未詳であるが,典拠は唐代の小説『枕中記』。蜀の国の青年盧生 (シテ) は,仏道の師を求めて楚国の羊飛山へ行く途中,邯鄲の里に泊る。宿の女主人 (アイ) の貸してくれた枕で眠りにつくと,勅使 (ワキ) が迎えに来て,盧生は王位につく。

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デジタル大辞泉の解説

かん‐たん【××鄲】

直翅(ちょくし)目カンタン科の昆虫。体長約1.5センチ。体はスズムシに似て細長く、淡黄緑色。山地の草の間に多く、8~11月ごろに成虫になり、雄はルルルルルと連続した音で鳴く。 秋》「―に鳴きつつまれて老躯濡る/風生

かんたん【邯鄲】[地名]

中国河北省南部の工業都市。製鉄・機械工業が発達。また、綿花・小麦の集散地。戦国時代趙(ちょう)の都となり、華北の経済・文化の中心地として繁栄した。人口、行政区133万(2000)。ハンタン
謡曲。四番目物。「邯鄲の枕」の故事に取材したもの。
長唄常磐津(ときわず)地歌などの曲名。を題材としたもの。

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百科事典マイペディアの解説

邯鄲【かんたん】

中国,河北省南部の都市。太行山脈東麓と華北平野との間にあって,山西および湖南省への門戸をなす。京広鉄路に沿い,地方物産の集散地。近年は紡績,製鉄などの工場も建設された。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんたん【邯鄲 Hán dān】

中国,河北省南部の省専区轄市。人口121万(1995)。太行山脈の東麓と華北平原の間にあり,河北と中原,華北平原と山西高原とを結ぶ交通の要地に位置する。春秋時代から衛の邑(都市)としてあらわれ,戦国の初めに趙の都がおかれると(前386),その地の利から物資の交易地となり,全国の商人が集まる屈指の大都会として大いに繁栄した。趙が秦に滅ぼされて邯鄲郡となり(前228),漢代では一族が封建されて趙王国がおかれたが,邯鄲の繁栄も秦・漢時代までであった。

かんたん【邯鄲】

能の曲名。四番目物。作者不明。シテは盧生(ろせい)。蜀の国の盧生という若者が人生に疑問を持ち,仏道の師を求めて羊飛山へ赴く途中,邯鄲の里で雨宿りをする。宿の女あるじ(アイ)が,不思議な枕を見せて勧めるので昼寝の床につくと,楚国の帝の使(ワキ)が来て盧生を起こし,譲位の勅を伝える。都へ導かれて即位した盧生は,満ち足りた栄華を味わう(〈上歌(あげうた)・下歌(さげうた)〉)。即位50年の酒宴では舞童(子方)の舞を見(〈夢ノ舞〉),自分も立って舞い興じるが(〈楽(がく)〉),それはすべて夢の中の出来事で,宿の寝台に寝ていたのだった(〈ノリ地〉)。

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大辞林 第三版の解説

かんたん【邯鄲】

カンタン科の昆虫。体長13ミリメートル 内外。スズムシに似るが全身が淡黄緑色。触角は長く前ばねは半透明、後ろばねはたたむと前ばねの下から尾のように出る。雄はルルルルと美しく鳴く。日本と東アジアに分布。 [季] 秋。 《 こときれてなほ-のうすみどり /富安風生 》

かんたん【邯鄲】

◇ 中国、河北省南部の都市。綿花・落花生の集散地。古来、山東・山西を結ぶ交通の要衝に当たり交易が盛ん。戦国時代には趙ちようの国都。ハンタン。
能の一。四番目物。「邯鄲の夢」の故事を題材としたもの。
能の「邯鄲」に取材した常磐津ときわず・長唄・一中いつちゆう・河東かとう・地歌・箏曲そうきよくの曲名。
[句項目]

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世界大百科事典内の邯鄲の言及

【御所桜堀川夜討】より

…正本包紙には〈ごしょさくら〉とある。《平家物語》《義経記》などの土佐坊のことを中心に,伊勢三郎,弁慶,静などの伝説を加え,また謡曲《邯鄲(かんたん)》をもじったり(五段目の景事《花扇邯鄲枕》)して脚色したもの。歌舞伎では,55年(宝暦5)6月京の沢村国太郎座が初演か。…

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