ふり‐あい‥あひ【振合】
- 〘 名詞 〙
- ① その場のぐあい。都合。また、状況。
- [初出の実例]「私もその中どうか振合さへつけば、また話し合ひにしますから」(出典:歌舞伎・三題噺高座新作(髪結藤次)(1863)二幕)
- ② 他との照らしあい。他との比較。釣り合い。バランス。
- [初出の実例]「併し大抵振合あれば、余計にも及ばず」(出典:仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉料理店のありさま)
- 「その鉢巻きの狭い広いの振合ひが、難かしいで御座いませうな」(出典:二つの話(1946)〈井伏鱒二〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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