振髪(読み)ふりがみ

精選版 日本国語大辞典 「振髪」の意味・読み・例文・類語

ふり‐がみ【振髪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬の頭の上の毛。振りの髪。
    1. [初出の実例]「花薄なみよる野辺の夕暮は紛ひぞわたる駒のふりかみ〈藤原俊成〉」(出典:丹後守為忠百首(1134頃か)秋)
  3. 振り乱した髪。
    1. [初出の実例]「其娘子を士が脇差で突っ通すと、女が髪乱(フリガミ)打振(ぶっ)て眼晴(めぐろ)まわして」(出典塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む