精選版 日本国語大辞典 「挿櫛」の意味・読み・例文・類語 さし‐ぐし【挿櫛】 〘 名詞 〙 飾りとして女性の髪にさす櫛。透き櫛、解き櫛などに対して、飾りとして女が髪にさす櫛。江戸時代には、蒔絵・象牙・鼈甲(べっこう)などでつくった。[初出の実例]「左之久之(サシグシ)は 十余(たうま)り七つ ありしかど」(出典:催馬楽(7C後‐8C)挿櫛)「かしら一所にゆるぎ合ひて、さしぐしも落ち、用意せねば折れなどして」(出典:枕草子(10C終)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例