捨て杯(読み)すてさかずき

精選版 日本国語大辞典 「捨て杯」の意味・読み・例文・類語

すて‐さかずき‥さかづき【捨杯・捨盃】

  1. 〘 名詞 〙 酒宴の終わりなどに、返杯を求めないでさす杯。また、宴席で、誰のものということなく捨て置かれた杯。
    1. [初出の実例]「今より後の、すてさかづき、さされてもせんなしとて」(出典:御伽草子・猿源氏草紙(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android