精選版 日本国語大辞典 「捨妻」の意味・読み・例文・類語 すて‐づま【捨妻】 〘 名詞 〙① 夫の離縁した妻。また、夫に見捨てられた妻。[初出の実例]「憂き身はもとより捨て妻の、きぬぎぬなれば恨みもなし」(出典:大観本謡曲・藍染川(室町末))② 夫に死別した妻。[初出の実例]「今義観了はしりいり、最前より、只人ならぬ捨妻(ステヅマ)と見しにたがはず、親権之介がおもひ人か」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例