共同通信ニュース用語解説 「排出実質ゼロ目標」の解説
排出実質ゼロ目標
二酸化炭素(C〓(Oの横に小文字の2))など温室効果ガスの排出量を削減し、森林などが吸収する量と等しくするとの目標。工場などのC〓(Oの横に小文字の2)を回収し、地下などに埋める技術を視野に入れることもある。温暖化防止のためのパリ協定は、今世紀後半に実質ゼロを実現するとの目標を掲げている。だが、産業革命以降の平均気温の上昇を1・5度に抑えるためには2050年に排出量を実質ゼロとすることが必要だとされるため「50年実質ゼロ」を目標とする国が増えてきた。
菅義偉首相も昨年、これを表明。米国のバイデン大統領も選挙期間中に50年実質ゼロを公約、中国は60年の実現を目指すとしている。1・5度実現のためには、それに加えて30年の排出量を10年比で約45%削減することも必要だとされている。
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