排油機構(読み)はいゆきこう(その他表記)drainage mechanism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「排油機構」の意味・わかりやすい解説

排油機構
はいゆきこう
drainage mechanism

油層から地上に油を採取する過程は,油層から坑井に達するまでと,坑井の底から地表までの2段階に分けることができる。前者の流体力学的エネルギーによる分類を排油機構といい,油膨張押し型,溶解ガス押し型,ガスキャップ押し型,水押し型,重力押し型に分類される。実際の油層においてはこれらが組合わさっている場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android