最新 地学事典 「排油機構」の解説
はいゆきこう
排油機構
drive mechanism
油層内から坑井を通して自然のエネルギーによって石油が排出されることを排油という。排油機構には,1)溶解ガス押し型:油層圧の低下により油から遊離するガスの膨張によるもの(回収率5~25%),2)ガスキャップ押し型:油層圧の低下によるガスキャップの膨張によるもの(回収率20~40%),3)水押し型:油層圧の低下により油層下部に存在する水層からの水の浸入によるもの(回収率30~60%),4)重力押し型:油層圧の低下により油から遊離したガスが二次的なガスキャップをつくり下位の油を押し出すもの(回収率80%まで),5)これらの組合せ(混合押し型)などがある。排油機構の把握は効率的採油の重要な要素。
執筆者:平井 明夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

