水押し(読み)ミヨシ

デジタル大辞泉 「水押し」の意味・読み・例文・類語

み‐よし【押し/×舳/船首】

《「みおし」の音変化》
船首にある部材で、波を切る木。
へさき。船首。

み‐おし【水押し/船首】

みよし

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精選版 日本国語大辞典 「水押し」の意味・読み・例文・類語

み‐よし【水押・港板・舳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船首先端にあり波を切る部材。みおし。〔三島流船艦造営記(1682)〕
  3. から転じて、船首をいう。
    1. [初出の実例]「河舟やみよしかくるる蘆のはな〈亀翁〉」(出典:俳諧・雑談集(1692)上)

み‐おし【水押・港板】

  1. 〘 名詞 〙みよし(水押)和漢船用集(1766)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水押し」の意味・わかりやすい解説

水押し[油層・ガス層]
みずおし[ゆそう・ガスそう]
water drive

貯留岩内の水のポテンシャルエネルギーにより,石油ガスなどを坑井内に押出すこと。排油機構分類の一つ。水押し型油層では油の底部,または端部に水が接し,採油に伴って油層の圧力をあまり減退させずに水が侵入して油を生産することができる。したがって,急激な圧力減退がなく,原油置換率がよく,その回収率も 30~60%に及ぶことがある。

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