掠れ(読み)カスレ

デジタル大辞泉 「掠れ」の意味・読み・例文・類語

かすれ【×掠れ/擦れ】

筆で書いた文字などがかすれていること。また、その箇所
声がしわがれること。
品不足状態。「品―」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掠れ」の意味・読み・例文・類語

かすれ【掠・擦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かすれる(掠)」の連用形名詞化 )
  2. 軽く触れて擦(す)ること。また、その箇所。
  3. 含ませた墨や絵の具が少なくなった筆で書いた状態。また、その箇所。
  4. 声がしわがれること。
    1. [初出の実例]「彼の声には拳闘家特有の嗄(カス)れがあった」(出典:鏡子の家(1959)〈三島由紀夫〉一)
  5. 商品などが不足してくること。〔増補改訂新聞語辞典(1936)〕

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