控壁(読み)ヒカエカベ

デジタル大辞泉 「控壁」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐かべ〔ひかへ‐〕【控(え)壁】

壁の安定性を高めるため、適当な間隔壁面から突出させた柱状袖壁そでかべ状の部分扶壁ふへきバットレス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「控壁」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐かべひかへ‥【控壁】

  1. 〘 名詞 〙 石、ブロック煉瓦などを積み上げて造った壁の、横からの圧力に対する抗力を補強する目的で、壁面に対して直角に設ける突出した補助壁。

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世界大百科事典(旧版)内の控壁の言及

【ゴシック美術】より

…この役割は純構造上の役割よりさらに重要である。支柱は外壁に直角に張り出すバットレス(控壁)で補強され,控壁は外部に縦の上昇線をつくる。さらに高い主廊(身廊と内陣)の両側壁は左右から側廊の上にかけられたボールトあるいはアーチで支持されるのがロマネスク建築の通例であった。…

※「控壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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