デジタル大辞泉 「掻い繰る」の意味・読み・例文・類語 かい‐く・る【×掻い繰る】 [動ラ五(四)]《「かきくる」の音変化。「かいぐる」とも》両手を交互に動かして、手元に引き寄せる。たぐり寄せる。「馴れない手に手綱を―・りながら、言った」〈芥川・芋粥〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掻い繰る」の意味・読み・例文・類語 かい‐く・る【掻繰】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「かいぐる」とも。「かい」は接頭語 ) 糸、綱などを、腕に巻きつけるようにして両手を交互に動かしてたぐり寄せる。[初出の実例]「馬の足の及ばうほどは、手綱をくれて歩ませよ。はづまばかいくておよがせよ」(出典:平家物語(13C前)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例