芋粥(読み)イモガユ

デジタル大辞泉の解説

いも‐がゆ【芋×粥】

さいの目に切ったサツマイモを入れて炊いた 冬》
ヤマノイモを薄く切り、アマズラの汁で炊いた粥状のもの。昔、宮中の大饗(たいきょう)などに用いた。
[補説]書名別項。→芋粥

いもがゆ【芋粥】[書名]

芥川竜之介の短編小説。大正5年(1916)9月、雑誌「新小説」に発表。「今昔物語集」および「宇治拾遺物語」に取材しており、平安朝を舞台にした王朝ものの作品のひとつ。

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大辞林 第三版の解説

いもがゆ【芋粥】

サツマイモなどを加えてたいた粥。
ヤマノイモを薄切りにしてアマズラの汁などの甘味を加えて煮た粥状のもの。 「大夫殿、未だ-に飽せ給はぬか/今昔 26

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世界大百科事典内の芋粥の言及

【粥】より

…とくに近畿地方では朝食とするところが多く,茶粥は奈良地方で好まれ,〈奈良茶粥〉,略して〈奈良茶〉とも呼ばれた。芋粥は,現在ではふつうサツマイモを入れたものを指すが,芥川竜之介の《芋粥》に描かれた平安時代のそれは薯蕷(しよよ)粥ともいい,ヤマノイモを切って甘葛(あまずら)の汁で煮ただけの,汁粉のようなものであった。粥はハレの日の食物とされることが多く,正月の七草粥,小豆(あずき)粥のほか,8月1日には宮中などで尾花粥,12月8日には寺院などでは紅糟(うんぞう)粥を食べた。…

※「芋粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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