掻き卵(読み)カキタマ

デジタル大辞泉 「掻き卵」の意味・読み・例文・類語

かき‐たま【×掻き卵/×掻き玉】

水で溶いた片栗粉を汁に入れ、煮たったところへ卵汁を流し込みながらかきまぜた吸い物。かきたま汁。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き卵」の意味・読み・例文・類語

かき‐たま【掻卵・掻玉】

  1. 〘 名詞 〙 煮立ったすまし汁に片栗粉でとろみをつけ、そこにとき卵を流し入れかきまぜたもの。掻き玉汁。かきたまご。
    1. [初出の実例]「かき玉と名ばかりは上品なれど、薄下地の中に泳いで居るやうな吸物」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android