掻き毟る(読み)カキムシル

精選版 日本国語大辞典 「掻き毟る」の意味・読み・例文・類語

かき‐むし・る【掻毟】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ひっかくようにして抜きとる。また、むしるような気持でやたらにひっかく。
    1. [初出の実例]「虎が石をかきむしるは力がつをうなうでは、石どもをかきやぶることはないぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)
    2. 「棚板を爪で掻きむしる音ががりがりと聞える」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む