掻回(読み)かいまわり

精選版 日本国語大辞典 「掻回」の意味・読み・例文・類語

かい‐まわり‥まはり【掻回】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かいまわる(掻回)」の連用形名詞化一説に、「かい」は「垣(かき)」の変化したもので、もと、垣の回り、垣の付近の意とも ) はずれ。端。ほとり。
    1. [初出の実例]「霞のそっとみゆるやま眉 谷口のかひ廻りとの雪消て」(出典:俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)寄合)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android