雪消(読み)ゆきけし

精選版 日本国語大辞典 「雪消」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐けし【雪消】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦一一月ごろ、雪の多く降る時期、無聊(ぶりょう)を慰め、寒気を忘れるために粉餠・果実などを贈答したこと。
    1. [初出の実例]「室町殿御雪消今日無之云々。於此門跡面々雪消張行」(出典満済准后日記‐永享三年(1431)一一月二四日)

ゆき‐ぎえ【雪消】

  1. 〘 名詞 〙 降った雪がとけて消えること。また、その時。ゆきげ。
    1. [初出の実例]「ふりかえむ人はとふべき雪きえのとくる便りも滞りけり」(出典:類従本斎宮女御集(985頃か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「雪消」の読み・字形・画数・意味

【雪消】せつしよう

雪どけ

字通「雪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android