精選版 日本国語大辞典 「掻暮」の意味・読み・例文・類語
かい‐くれ【掻暮】
(動詞「かきくれる(掻暗)」の連用形から)
[1] 〘名〙 すっかり日が暮れること。
※俳諧・沙金袋(1657)興「茶𣏐竹かいくれ日くれか三ケの月〈光正〉」
[2] 〘副〙 (打消の語を伴って用いる。「に」を伴うこともある) 全くわからない、また、見えないさまにいう。まるっきり。さっぱり。かいもく。
※雑兵物語(1683頃)下「鑓蒙はどっちへつんぬけたかかいくれ見へない」
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