提挙(読み)ていきょ

精選版 日本国語大辞典 「提挙」の意味・読み・例文・類語

てい‐きょ【提挙】

  1. 〘 名詞 〙 かかげあげること。かかげ示すこと。冒頭にかかげること。
    1. [初出の実例]「及提挙碾磨。田園。荘舎。油房。後槽・鞍馬船車。掃洒。裁種」(出典:永平道元禅師清規(13C中)知事清規)
    2. 「第三条は奢侈を禁じ、かつ尊卑の区別を厳存して、賤婦と貴女との社会上の位置を不次第ならざらしめんとする微細の用意に因りて提挙されたるものなるべく」(出典:一国の首都(1899)〈幸田露伴〉)
    3. [その他の文献]〔陳書‐徐陵伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android