揺ぶる(読み)ユブル

デジタル大辞泉 「揺ぶる」の意味・読み・例文・類語

ゆぶ・る【揺ぶる】

[動ラ四]ゆり動かす。ゆさぶる。ゆする。
「花の咲く陰には寄せじひく猿の枝を―・らば散りもこそすれ」〈三十二番職人歌合

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精選版 日本国語大辞典 「揺ぶる」の意味・読み・例文・類語

ゆぶ・る【揺】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
    1. ゆり動かす。ゆさぶる。ゆする。〔名語記(1275)〕
      1. [初出の実例]「乳呑子の中から芝居へつれて行き、術無がりて泣くものを、ゆぶったり、乳をねぢ込んだりして」(出典:松翁道話(1814‐46)一)
    2. 転じて、さわがして回る。吹聴して歩く。
      1. [初出の実例]「見てほしい・近所をゆぶる鳶が鷹」(出典:雑俳・青木賊(1784))
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ゆさぶれる。ゆれる。
    1. [初出の実例]「ゆりの花雨をたたへてゆぶりけり〈尺布〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)二)

いす・る【揺】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ゆする(揺)」の変化した語 )
  2. ゆり動かす。
  3. ( 強請 ) いいがかりなどをつけて金銭をおどしとる。

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