揺揺(読み)ヨウヨウ

デジタル大辞泉 「揺揺」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう〔エウエウ〕【揺揺】

[ト・タル][文][形動タリ]ゆらゆらと揺れ動くさま。また、動揺して落ち着かないさま。「揺揺として定まらぬ心」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「揺揺」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう エウエウ【揺揺】

〘形動タリ〙 ゆれ動くさま。動揺して定まらないさま。
太平記(14C後)三七「翠花揺々(ヨウヨウ)として東に帰れば、爰(ここ)をさへ亦別れぬるよと」 〔詩経‐王風・黍离〕

ゆる‐ゆる【揺揺】

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) ゆれ動くさまを表わす語。ゆらゆら。
発心集(1216頃か)四「此の家ゆるゆるとゆるぎて、つひにはしらの根ぬけぬ」

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普及版 字通 「揺揺」の読み・字形・画数・意味

【揺揺】ようよう(えうえう)

ゆれうごくさま。〔詩、王風、黍離〕行き(ゆ)くこと靡靡(びび)たり 中心搖搖たり

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