揺銭樹(読み)ようせんじゅ

精選版 日本国語大辞典 「揺銭樹」の意味・読み・例文・類語

ようせん‐じゅエウセン‥【揺銭樹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国北京の風習で、年末松柏の枝に古銭石榴(ざくろ)の花などをつけて瓶にさしたものを称したところから ) 金銭を無限に引き出し得る財源。金もうけの種。
    1. [初出の実例]「你が娘(はは)、原来你を一個の揺銭樹(ヨウセンシュ)(〈注〉カネノナルキ)となせば」(出典:通俗赤縄奇縁(1761)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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