古銭(読み)コセン

デジタル大辞泉 「古銭」の意味・読み・例文・類語

こ‐せん【古銭/古泉】

昔、通用したぜに。古いぜに。
近世寛永通宝以前の古い貨幣。また、中国から渡った開元通宝永楽銭など。⇔新銭

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精選版 日本国語大辞典 「古銭」の意味・読み・例文・類語

こ‐せん【古銭・古泉】

  1. 〘 名詞 〙 むかし流通した貨幣。古い銭。特に、近世では、寛永通宝以前の古い貨幣をいう。
    1. [初出の実例]「太政官奏、永止旧銭、全用新銭。今聞、百姓徒蓄古銭」(出典:続日本紀‐宝亀一〇年(779)八月壬子)
    2. 「古銭(コセン)があらば一文たまはれとぞいひける」(出典:仮名草子智恵鑑(1660)二)
    3. [その他の文献]〔南史‐宋明帝紀〕

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普及版 字通 「古銭」の読み・字形・画数・意味

【古銭】こせん

古貨。

字通「古」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の古銭の言及

【古銭学(古泉学)】より

…メダルとは記念牌(はい)や徽章(きしよう)の類で,ある事件や人物を記念して作られたもの。古銭学はこれらの形や大きさ,銘文や意匠,成分の金属,機能,芸術的価値などを研究の対象とする。とくに貨幣では,その単位や重量,それを支配している理論や法則,異なったグループ間の相互関係などが問題となる。…

※「古銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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